2006年12月04日
報道の本質
今朝の熊日の記事に始まり、夕方の各TV局の報道を見て、報道の本質とは何なのか?ということについてつくづく考えさせられました。
試合終了後、サポーターと監督・コーチの間で揉め事があったことは、先のブログで述べました。この件に関し、熊日の記事と一部のTV局で報道されましたが、あまりにも一方的な視点での報道しかされていませんでした。
どちらに一方的だったかというと、監督・コーチ側の目線での報道であったということです。現場に居合わせた私としては、疑問に思うことばかりでした。
まず、熊日の記事。
書き方は、第三者的視点でかかれたようになっていますが、内容は一方的なものと言わざるをえません。当事者に対して取材すら行われていません。
ジャーナリズムというのは、まずは第三者的な立場で、両方の意見を(聞けるなら)聞いて、事実を報じるべきです。そして、事実を元に意見を述べるなら述べるがよろしい。
そういった基本的なことができなければ、それは情報操作以外の何物でもないと思います。
それから某局のTV報道。
「まだ2年目の監督に辞任を突きつけるのはいかがなものか?」といった報道がされたといいます。(これは、まだ自身で確かめていません)もし、これが事実だとしたら、取材・編集した方々の知識を疑います。
なぜなら、プロサッカーというものを知らな過ぎるからです。こんなことは、Jリーグのことをちょっと調べれば誰にでもわかることです。今年J1へ昇格が決定した横浜FCなんて、1試合で監督解任ですよ。そんなことは日常茶飯事のことです。
もし、きちんと勉強しているのなら、こんな発言は出てこないはずです。いや本当は知っているのです。知らないはずがありません。
むしろ、個人的な意識が働いているのではないでしょうか。基本的には同じ人が1年間、ROSSOの取材を担当しています。その中で、かなり深いレベルで取材をしてきています。ですから、情が沸くというのは理解できます。
そこから、監督・コーチよりの報道に偏ってしまったのではと推測することは難しくありません。しかし、それではいけないのです。報道という仕事をするのであればね。
ある局のアナウンサーが(あえて名前は出しませんが)、監督・コーチと対峙していたサポーターたちに対して、ひどい言葉を吐いていたそうです。あんた、一回でもサポータに取材したかい?
守るべき最低限の事をせずに、一方的な報道をするのはいかがなものかと思ってしまうのは、私だけではないでしょう。熊本は、プロスポーツが浸透してない未開の地域。その中で、プロスポーツが、きれいごとだけでは済まされない部分もあるということを含めて、きちんと報道していかないと、熊本のスポーツ文化は廃れます。
この功罪は大きいですよ。熊本の報道関係者の皆様。
今からでも遅くないですから、きちっとした取材に基づく報道をしてください。
心よりお願いいたします。
どちらに一方的だったかというと、監督・コーチ側の目線での報道であったということです。現場に居合わせた私としては、疑問に思うことばかりでした。
まず、熊日の記事。
書き方は、第三者的視点でかかれたようになっていますが、内容は一方的なものと言わざるをえません。当事者に対して取材すら行われていません。
ジャーナリズムというのは、まずは第三者的な立場で、両方の意見を(聞けるなら)聞いて、事実を報じるべきです。そして、事実を元に意見を述べるなら述べるがよろしい。
そういった基本的なことができなければ、それは情報操作以外の何物でもないと思います。
それから某局のTV報道。
「まだ2年目の監督に辞任を突きつけるのはいかがなものか?」といった報道がされたといいます。(これは、まだ自身で確かめていません)もし、これが事実だとしたら、取材・編集した方々の知識を疑います。
なぜなら、プロサッカーというものを知らな過ぎるからです。こんなことは、Jリーグのことをちょっと調べれば誰にでもわかることです。今年J1へ昇格が決定した横浜FCなんて、1試合で監督解任ですよ。そんなことは日常茶飯事のことです。
もし、きちんと勉強しているのなら、こんな発言は出てこないはずです。いや本当は知っているのです。知らないはずがありません。
むしろ、個人的な意識が働いているのではないでしょうか。基本的には同じ人が1年間、ROSSOの取材を担当しています。その中で、かなり深いレベルで取材をしてきています。ですから、情が沸くというのは理解できます。
そこから、監督・コーチよりの報道に偏ってしまったのではと推測することは難しくありません。しかし、それではいけないのです。報道という仕事をするのであればね。
ある局のアナウンサーが(あえて名前は出しませんが)、監督・コーチと対峙していたサポーターたちに対して、ひどい言葉を吐いていたそうです。あんた、一回でもサポータに取材したかい?
守るべき最低限の事をせずに、一方的な報道をするのはいかがなものかと思ってしまうのは、私だけではないでしょう。熊本は、プロスポーツが浸透してない未開の地域。その中で、プロスポーツが、きれいごとだけでは済まされない部分もあるということを含めて、きちんと報道していかないと、熊本のスポーツ文化は廃れます。
この功罪は大きいですよ。熊本の報道関係者の皆様。
今からでも遅くないですから、きちっとした取材に基づく報道をしてください。
心よりお願いいたします。

Posted by サカおやぢ at 21:47│Comments(2)
│ROSSOな日記
この記事へのコメント
悲しいのですが、やはり、これが現実なのでしょうね?
見る人はスキャンダラスなことが好きですから、報道する側もそういう報道をするのかと。。。
ただ、アルデラスの公式ブログに載っていたようにアルデラスがしっかりとしたスタンスでいれば間違った報道は必ず是正されていくように思います。
見る人はスキャンダラスなことが好きですから、報道する側もそういう報道をするのかと。。。
ただ、アルデラスの公式ブログに載っていたようにアルデラスがしっかりとしたスタンスでいれば間違った報道は必ず是正されていくように思います。
Posted by OH!NO! at 2006年12月05日 11:49
現実はそのようですね。中田がマスコミ嫌いだったのも、理解できますね。
Posted by サカおやぢ at 2006年12月05日 12:32
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